夜の9時、皆が寝静まった。
今日はズッキーニが安かったので3本も買ってきた。
2本はジョンにして、1本は味噌チゲに入れる。
「ジョン」は野菜や肉を、卵と小麦粉の衣を付けてフライパンで焼く韓国料理だ。
ズッキーニは3ミリ位の輪切りにする。
嫁の奏でる寝息のリズムに合わせて切ろうとしたが、なかなか合わせられない...。
衣は卵二つと小麦粉大さじ一つ、塩少々。玉が出来ないようによく混ぜる。
下の子が起きていたら、自分がやるとうるさいだろうな...。
輪切りしたズッキーニに衣を付けて、熱したフライパンで一つ一つ焼き目が付くまで丁寧に焼いていく。
えごまの葉っぱをズッキーニの上に乗せて焼くと、香りも良く美味しくなるんだが、
上の子が食べてくれなくなるのでやめた。
でも嫁は、えごまの葉っぱを乗せなかったことを何度もブツブツ言うだろうなぁ...
仕方ない...半分はえごまの葉っぱを乗せるか、家庭の平和の為に。
次は味噌チゲだ。
鍋の半分位に水を入れ、そこに煮干しを一掴みドバっと入れる。
ワイルドだろう~
古いか...。
長ネギは2センチの大きさに切って、ニンニクは5個を皮を剥いて切らずにドバっと、
ワイルド...やめとこう。
主役のズッキーニは半月切りにしてドバっと、ワイ...しつこい!
味噌チゲは味噌汁とは違い、味噌を最初から入れる。
素材に味噌の味を染み込ませるとか...。
新玉ねぎは日持ちしない。
安いから大量に買っておいたが、一週間もしない内に外側がフニャフニャになってしまった。
玉ねぎの偉いところは、外側がフニャフニャでも一皮剥ければ何ともないところだ。
人間だって、一見フニャフニャしているように見えて一皮剥ければ中身はしっかりしてる、
なんてこともあるもんな。
子どもたちにも教えてあげよう、玉ねぎみたいになりなさい...って伝わらないか。
本来味噌チゲに玉ねぎを入れる量は二分の一くらいだが、フニャフニャが2個もあったので、
もったいないから全部入れた。
5分くらい煮立ったら出来上がり!
後は味見だ、どれどれ...玉ねぎのせいか少し甘いが、上の子は好きそうだから良しと。
もう11時だ...ゆっくりテレビでも見るか。
と思ったら、ベランダの洗濯物が干したままだ。
明日は雨だから取り込まないと...。
今夜も寝るのは12時を回りそうだ。
さて、明日は何が安いだろう。
Tsubaki